震災資料語り

ガスがない、水がない、食器がない。
当たり前がなくなって、生まれたことがある。

カセットコンロ、雪平なべ、火災で焼け残った湯飲

364-000001、2400178-000005、4700138-001004
寄贈者:永井倫子氏、大藪秀氏、松山優子氏

多くの家が壊れ、ライフラインが使えなくなり、災害をきっかけに暮らしのかたちは変化しました。

水道が使えなければ水を汲みに行き、都市ガスが使えなければカセットコンロで調理をしたり、壊れた道具を使ったりと、不自由ながらも被災地での毎日の生活は続き、新しい日課が生まれました。

地震の前と後、ライフラインが復旧する前と後、災害に関わらなくても、人の暮らしは変化します。

どんな時期でも人それぞれに「いつも」の暮らしがつくられては変わっていきます。生きることの中心にある食べること、食卓はいつも、それをつないでいます。

関連情報

災害時、日常生活を支えるライフラインの多くは一時的にストップします。震災のときにも、水道や電気、都市ガスの供給が止まりました。

このうち水道は復旧が最も遅く、神戸市で応急復旧が完了したのは平成7年(1995年)4月17日でした。一般的には災害時の復旧に一番時間がかかるのはガスであるとされていますが、配水管の被害が甚大で、漏水箇所の特定が困難であったため、復旧が遅くなりました。

最も復旧が早かったのは電気で、1月23日には全戸への応急送電が完了しました。そもそも送電設備は故障しても別の箇所に切り替えて使えるようになっていることや、変電所の被害が軽微であったこと、配電線の復旧が比較的容易であることなどから、早期に復旧できたと考えられます。

ガスの復旧が完了したのは4月11日でした。復旧作業では、ガスの各導管に一度ガスを流し、異常があれば修繕し、少し圧力を上げて点検して、また修繕を繰り返します。また、各家庭のガス栓を閉止してから点検・修繕し、完了したら再開、という作業を一戸一戸行う必要があるため、ガスの復旧には相当の時間がかかりました。

実際に資料をご覧になりたい方は、人と防災未来センター資料室までお越しください。

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