減災シンポジウム/国際防災・人道支援フォーラム2010
「兵庫行動枠組採択から5年 - 都市の減災に向けて」

日時

2010年1月14日(木)14:00~17:00

場所

ポートピアホテル南館地下1F トパーズの間

主催

国際防災・人道支援フォーラム実行委員会、(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構、人と防災未来センター、国連国際防災戦略事務局兵庫事務所

後援

内閣府、外務省、朝日新聞社、神戸新聞社、(財)日本ユニセフ協会兵庫県支部

参加者

約300名

プログラム

ヘレナ・モリン・バルデス(国連国際防災戦略事務局次長)ヘレナ・モリン・バルデス
(国連国際防災戦略事務局次長)

河田 惠昭(人と防災未来センター長)河田 惠昭
(人と防災未来センター長)
(1) 基調講演1
「兵庫行動枠組採択から5年 - 同枠組の実施進捗状況と2010年-2011年ISDR世界防災キャンペーン:災害に強い都市の構築」
ヘレナ・モリン・バルデス(国連国際防災戦略事務局次長)
(2) 基調講演2
「減災社会に向けた都市の課題」
河田 惠昭(人と防災未来センター長)
(3) パネルディスカッション
「災害に強い都市の構築(”Building resilient cities, addressing urban risk”)」
コーディネーター
安藤 尚一(国連地域開発センター防災計画兵庫事務所長)
パネリスト
長谷川 彰一(内閣府大臣官房審議官(防災担当))
アグネス・チャン(歌手・教育学博士・日本ユニセフ協会大使)
森 秀行((財)地球環境戦略研究機関副所長)
ショウ ラジブ(京都大学大学院地球環境学堂准教授)
河田 惠昭(人と防災未来センター長)
※発表順



パネルディスカッションパネルディスカッション

内容

基調講演では、最初に、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)のヘレナ・モリン・バルデス次長が、国連防災世界会議(平成17年1月、神戸開催)で採択された防災活動の指針「兵庫行動枠組」の進捗状況などを説明。一部の国で、サイクロンや台風等による死者数が低減したと成果を報告するとともに、災害リスクの軽減には、保健衛生、教育、交通などのサービスを提供する地方政府が重要な役割を担うことから、同枠組は国だけではなく地方政府にも取り組んでほしいと訴えました。

つづいて、河田惠昭・人と防災未来センター長が、「減災社会に向けた都市の課題」と題して講演。都市への人口集中が途上国で急激に進むとともに、災害脆弱性の高い都市スラム地域が拡大し、人的被害が増大する要因となっている。途上国援助においては、防災・減災の効果を永続させる仕組みや経済余剰の創出等が必要である。また、我が国の都市においても、適切な人口密度を保ち、情報ネットワークを充実させ、地方と都市の連続性を意識した対策が課題であると論じました。

後半は、安藤尚一・国連地域開発センター防災計画兵庫事務所長のコーディネートにより、防災や環境の専門家、日本ユニセフ協会大使で歌手のアグネス・チャン氏などを交え、「災害に強い都市の構築」と題して、パネルディスカッションを行いました。

その中で、気候変動などによる目に見えない災害にも備えること、住民の地域防災力を高め、各家庭でも災害対応への判断力を磨くこと、地域版の兵庫行動枠組を構築し、地方自治体レベルで浸透させること、知識が命を助けることを理解すること、等の大切なメッセージが発信されました。

なお、UNISDRは、兵庫行動枠組の推進のため、2010年から2011年の2年間にわたり、「災害に強い都市の構築」をテーマに国際的なキャンペーンを実施しています。今回のシンポジウムの実施が、このキャンペーン活動を盛り上げる契機となることが期待されます。

報告書


過去のフォーラムについて


【お問い合わせ先】

人と防災未来センター普及課 tel:078-262-5060 fax:078-262-5082
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