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私の体験 落ち着いてあたりを見回すと、台所はもう食器でグッチャグチャ…地震の大きさを物語っていました。地震のエネルギーについては、詳しく知らない方も多いようですが、震度4の場合は4×4で「16」のエネルギー、震度5になると5×5で「25」のエネルギーとなるんですね。阪神・淡路大震災は震度6(一部では震度7を記録)、6×6で「36」というとんでもないエネルギーで襲ってきたことが、この数字からおわかりいただけるかと思います。
「自助」「減災」-自分を守るのは自分です 災害に見舞われた時、自分自身や家族で助け合う「自助」、そして隣近所や自治会などで協力する「互助」が、頼れるものの9割を占めるといわれています。警察・消防や自衛隊など「公助」に頼るのではなく、自分たちで何とかしなければならない。そのためにも、日頃の心構えというのは本当に大事になってくると思います。「防災」の対策も大事ですが、「減災」の努力をすることも大事。減災は1人1人の心の中で育つもので、お互いを助け合うことによって被害を少なくできるんですね。 私たちのハートには、傷ができてしまうことがあります。小さい傷は、月日をかければ治すこともできる。でも、震災で亡くなったたくさんの方のハートは、もう元に戻ることはありません。また、なんとか命をつないだ人でも、心の病気にかかってしまい、未だに立ち直ることができない方も大勢います。災害というのは人間そのものを壊し、町を壊し、人の心さえも壊してしまう恐ろしいもの。人ごとではなく、自分の身に明日降りかかるかもしれないという、危機意識をどうぞ持ってください。それが先ほどの「減災」にきっと繋がりますから。 話を聞いてくださった方から、感じたことやお礼を綴ったお手紙をいただくことがあります。こんなに嬉しいことはありませんね。これは励みになりますし、語り部をやって良かったなと心底感じます。「ボランティアをやってみたい」そう思っている方がもしいらっしゃったら、どんな小さな手助けでもよいので、まずは手を差しのべてみてください。身障者の場合、「手を貸しましょうか?」と声を掛けていただくだけでもありがたいものです。また、復興ボランティアなどに行かれる方は、飲食料やテントなど必要なものは各自で用意し、自己責任のもとで、どうぞ被災地へ行かれてください。各団体や保険会社などでは「ボランティア保険」というものが用意されていて、1年あたりわずか500円前後でボランティアをする側とされる側を補償してくれます。 阪神・淡路大震災をきっかけに「ボランティア元年」という言葉が生まれました。皆さんの温かい善意の気持ち、どうか大切にしていただきたいと思います。
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(インタビュー 2005年2月3日) |
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