TeLL-Netフォーラム2012「災害の記憶・記録の保存と語り継ぎ」

日 時

平成24年 2月28日(火) 13:00~17:00

場 所

人と防災未来センター東館1F「こころのシアター」

テーマ

津波災害の記憶・記録の保存と語り継ぎ

参加者

一般市民、ミュージアム、メディア、行政、ボランティア等180名

趣 旨

語り継ぎの媒体(メディア)として、「ミュージアム」と「マスメディア」に着目し、これら二つのメディアを通して、世界各地で災害の語り継ぎに取り組んでいる人々の交流を深め、効果的な語り継ぎのあり方を検討するとともに、災害の語り継ぎを各地で促進し、将来の災害に立ち向かう力を育むことを目的としてフォーラムを開催した。

実行組織

(1) 実施主体
テルネット・フォーラム実行委員会(事務局:人と防災未来センター)
(2) 組織体制
実行委員長:小林 郁雄(世界災害語り継ぎネットワーク(TeLL-Net) 事務局長、神戸山手大学教授)

プログラム

貝原 俊民( (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長)
貝原 俊民
( (公財)ひょうご震災記念
21世紀研究機構理事長)


河田 惠昭(人と防災未来センター長)
河田 惠昭
(人と防災未来センター長)


深澤 良信 (世界災害語り継ぎネットワーク(TeLL-Net) 事務局次長
深澤 良信
(世界災害語り継ぎネットワーク
(TeLL-Net) 事務局次長


スリカーンタ・へーラト(国連大学シニア・アカデミック・プログラム・オフィサー)
特別企画展示
【開会】
主賓者あいさつ
小林 郁雄 (世界災害語り継ぎネットワーク(TeLL-Net) 事務局長
来賓者あいさつ
杉本 明文(兵庫県副防災監)
【基調講演1】
「災害の語り継ぎの意義」
貝原 俊民( (公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長)
【基調講演2】
「災害の語り継ぎ研究」
河田 惠昭(人と防災未来センター長)
【報告】
「テルネットと世界災害語り継ぎ」
深澤 良信 (世界災害語り継ぎネットワーク(TeLL-Net) 事務局次長
【休憩】
【パネルディスカッション 第1部】
「津波の記憶・記録とミュージアム」
津波災害と博物館の展示を通した記憶継承について考える
コーディネーター
阪本 真由美(人と防災未来センター主任研究員)
パネリスト
ラマダニ・バス(インドネシア国アチェ津波博物館館長)
熊谷 賢(岩手県陸前高田市海と貝のミュージアム兼陸前高田市立博物館主任学芸員)
橋本 裕之(盛岡大学教授、三沢市文化施設活性化アドバイザー)



パネルディスカッション

【休憩】
【パネルディスカッション第2部】
「メディアによる災害記録の保存と語り継ぎ」
災害報道において重要な役割を担うマスメディアが、今後の災害に備え、被害を軽減するため、取材、報道を通じて災害の記憶・記録をどう発信していくのか。どう伝えていくのかを考える。
コーディネーター
太田 尚志(MBSラジオ局番組センター(報道)プロデューサー)
パネリスト
須藤 宣毅(河北新報社報道部記者)
安藤 文暁(神戸新聞社社会部記者)
近藤 誠司(NHK大阪放送局専任ディレクター、人と防災未来センター特別研究調査員)
また、フォーラムの開催と併せて、東館1階ロビーにおいて、全国各地に点在する津波に関する石碑(日本最古の津波碑と言われている徳島県由岐町の津波供養碑等)を紹介する企画展示を開催した。



パネルディスカッション

内 容

「災害の記憶・記録の保存と語り継ぎ」をテーマに2月28日(火)に阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター「こころのシアター」において、「TeLL-Net フォーラム2012」が開催され、災害語り継ぎについて、国内外のミュージアム関係者、記者らが議論を交わした。

基調講演では、まず、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構の貝原俊民理事長が「災害の語り継ぎの意義」について講演した。地震は繰り返して起こる自然現象であり、「語り継ぎ」により「人の営み」を記録していくことが大事と述べた。

つづいて、河田惠昭・人と防災未来センター長が、「災害の語り継ぎ研究」について講演した。石巻市松原地区の東日本大震災の避難状況を調査し、60歳以上の高齢者に犠牲者が多かった事例から、避難勧告の早期化や精度向上だけでは人的被害の軽減は難しく、高齢化社会に対して地域で活動を引き起こさなければならないと指摘。「日ごろやっていることしかできない」と日常防災と防災教育の大切さを改めて指摘し、次の災害に向けて備えなければならないと訴えた。

その後、2部構成でパネルディスカッションを開催した。第1部ではアチェ津波博物館のラマダニ館長、陸前高田市立博物館の熊谷賢主任学芸員、盛岡大学の橋本裕之教授のミュージアム関係者が「津波の記憶・記録とミュージアム」をテーマに、第2部では、河北新報社の須藤 宣毅記者、神戸新聞社の安藤 文暁記者、NHK大阪放送局の近藤 誠司専任ディレクターの報道関係者が、「メディアによる災害記録の保存と語り継ぎ」をテーマに、それぞれ、事例発表、パネルディスカッションを行った。

報告書

(1)テルネット報告書【PDF】


【お問い合わせ先】

テルネット・フォーラム実行委員会(事務局:人と防災未来センター事業課)
TEL:078-262-5068