平成15年度研修実績

「災害対策トップフォーラム」開催結果

人と防災未来センターでは、最新の研究成果による知見等をもとに、今後発生する災害に対し各自治体のトップに求められるリーダーシップなどについて議論することを通じ、自治体の危機管理のあり方を考える「災害対策トップフォーラム」を下記のとおり開催しました。

1. 日時
平成16年1月22日(木)10:30~17:00
2. 場所
人と防災未来センター「防災未来館」5階プレゼンテーションルーム
( 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 1-5-2 )
3. 参加者
市町長及び助役 23名
  市 長 町 長 市助役 町助役 合 計
兵庫県内 2 1 5 7 15
兵庫県外 1 7 0 0 8
3 8 5 7 23
※兵庫県外:岐阜県、愛知県、徳島県
4. 内 容
講演「迫りくる巨大災害と行政・首長に求められる役割」
【講  師】河田惠昭 人と防災未来センター長
(京都大学防災研究所巨大災害研究センター長)
【内  容】阪神・淡路大震災において行政に求められたリーダーシップとは何か、また近い将来発生が懸念されている東海・東南海・南海地震において行政対応上どのような問題が予想されるかなど、具体的実例とともに論じる。
ケーススタディー
【内  容】「巨大災害に直面したとき、首長はどのような行動をし、どのような判断を行うべきか」等について、いくつかの事例を紹介し、それぞれの事例に含まれるポイントについて、参加者相互の意見交換を基に理解を深める。
【コメンテーター】室崎益輝 人と防災未来センター上級研究員
(神戸大学都市安全研究センター教授)
齋藤富雄 兵庫県副知事
山中茂樹 朝日新聞社大阪本社編集委員
5. 参加者の評価
当フォーラムは、昨年度に引き続き2回目となるものですが、参加者アンケートでは「非常に得るところがあった」との意見が多く、全体としては高い評価をいただけたものと考えています。
また、今回から新たに取り入れた「ケーススタディー」についても、概ね高い評価をいただきました。
講演「迫りくる巨大災害と行政・首長に求められる役割」
  1. 個別具体的な事例に突っ込んだわかりやすいお話であり、大いに参考になりました。
  2. 「最悪の状況を想定し事に当たる必要がある」「的確な情報収集・判断・行動力が求められる」「知識を組織で共有できないことが多い」など、考えさせられた。
  3. 大変分かりやすい講演であった。もう1時間ぐらい長くても聴いていたかった。
ケーススタディー
  1. 討議、評価など全員が議論に参加し結果を追求できた。全てが良かった。
  2. 事例を通じて他の首長の考え方等が分かり、非常に参考となった。
  3. 自分に置き換えて判断するので大変良いと思う。また、ケーススタディーの登場人物(仮想)の対応を批判することで対応のまずさ等がはっきりして理解しよい。
  4. ワークショップの進め方に少し問題があるように思うが、ケーススタディーの臨場感は際立っており、現実に起こった場合にどう対応すべきか深く考えさせられました。
(参考)参加市町長・助役(全国地方公共団体コード順)
川辺町長、岩村町長、明智町長、上矢作町長(以上、岐阜県)
津島市長(愛知県)
明石市助役、芦屋市長、宝塚市助役、三木市助役、小野市助役、加西市長、篠山市助役、夢前町助役、市川町助役、大河内町助役、安富町助役、北淡町長、東浦町助役、西淡町助役、南淡町助役(以上、兵庫県)
那賀川町長、海南町長、海部町長(以上、徳島県)


河田センター長講演の様子

ケーススタディーの様子