お知らせ
2021.11.04(木)
人と防災未来センター「中核的研究プロジェクト」の研究成果が、地域安全学会第49回(2021年度)研究発表会(秋期)において論文奨励賞を受賞しました。
人と防災未来センター「中核的研究プロジェクト(当センター研究員等全員で取組む共同研究)」の研究成果が、地域安全学会第49回(2021年度)研究発表会(秋期)において論文奨励賞を受賞しましたので、下記のとおり、お知らせします。
1. 受賞題目
基礎自治体の災害対応における地域内資源の活用のために必要な要素に関する実証的研究
―「普遍化」「越境」「連携」に着目した分析―
2. 受賞論文著者
現在、当センター以外所属の著者も皆、過去に当センター研究員等として在籍
- 寅屋敷 哲也(人と防災未来センター)※受賞者
- 松川 杏寧(防災科学技術研究所)
- 高原 耕平(人と防災未来センター)
- 佐藤 史弥(山梨大学)
- 楊 梓(人と防災未来センター)
- 木作 尚子(人と防災未来センター)
- 河田 慈人(人と防災未来センター)
- 髙岡 誠子(日本公衆衛生協会)
- ピニェイロ アベウ タイチ コンノ(人と防災未来センター)
- 正井 佐知(人と防災未来センター)
- 有吉 恭子(吹田市役所)
- 藤原 宏之(伊勢市役所)
- 中林 啓修(国士舘大学)
3. 受賞コメント
本研究は、全国の1,741市区町村を対象とした質問紙調査を基に、基礎自治体が地域内の資源を最大限活用して災害対応を実施するために必要な要素を実証的に分析いたしました。その結果、庁内や庁外に防災を「普遍化」する要素と、他部局または外部組織への「越境」という要素が基盤として必要な要素であり、「連携」を実現するためには「越境」の要素が必要になること等を明らかにしました。今後は、「普遍化」や「越境」をどのように実現していくかという方法論を研究し、その成果を当センターの研修等で活用し、地方自治体の皆様に成果を還元していきたいと考えております。
4. お問い合わせ先
(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター事業部普及課
電話:078-262-5066 Fax:078-262-5082