No.15
投稿日:2017.11.09(木)
水が出ない、炎は止まらない。
48時間燃え続け、お金は焼けた塊になった。
資料番号:4700349-001002
寄贈者:大貫計一氏(元本家オランダ館館長)
この資料は、神戸市長田区の菅原市場にあった中華料理店の焼け跡から拾われました。お店は、寄贈者の義母が経営していました。水道が止まり、消火活動ができず、お店の火災が鎮火したのは48時間後だったそうです。長時間高温で熱された硬貨は、溶けて塊になりました。この溶けた硬貨は、寄贈者の勤め先だった本家オランダ館でしばらく展示されていましたが、震災の教訓を伝え続けるためにと、寄贈されました。
※本家オランダ館:神戸・北野にある旧オランダ領事館として使われていた異人館の1つ。現在は公開されていません。
実際に資料をご覧になりたい方は、
人と防災未来センター資料室までお越しください。