国際防災・人道支援フォーラム2019

国際防災・人道支援フォーラム2019

災害多発時代における新たな課題に向けて
~日米の大規模災害事例に学ぶ~

神戸東部新都心に集積する防災や人道支援をはじめ、保健、医療、環境など災害に関わる国際的な機関が有機的な連携を図り、各機関がその機能をより効果的に発揮し、国際的な防災・人道支援活動に貢献することを目的とする「国際防災・人道支援協議会 (DRA)」が設立してから16年が経過した。
 この間、我が国では東日本大震災、熊本地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震など地震が頻発しているほか、気候変動などに伴う、平成30年7月豪雨に象徴される短時間強雨の増加、平成30年台風第21号など台風の大型化など災害リスクが高まっている。加えて、高齢化社会の進展やコミュニティの弱体化など社会構造の変化、都市機能の交通インフラへの依存など、自然災害に対する社会の脆弱性もますます顕著になってきた。
 また、世界全体では、2017年、122カ国、318の自然災害が発生し、犠牲者9,503人、被災者9,600万人。被害総額は史上2番目の3,140億米ドルに上り、その約3/4がハービー、イルマ等頻発する米国等へのハリケーン災害によるものであった(※)。
 一方、国際社会では、「持続可能な目標(SDGs)」達成を目指し、誰一人取り残さない取組が推進されている。特に、SDGs11bやSDGs13.1等では、「仙台防災枠組2015-2030」に沿った持続可能でインクルーシブな都市を増やすことで、気候変動や災害にレジリエントな社会の形成への取組が進められている。
 今回のフォーラムでは、最近発生した日本及び米国での大規模災害における被害の様相や新たな課題についての発表・討議を通じ、災害多発時代における、新たな課題に向けた方策について考える。

(※) EM-DAT CRED資料より

開催日時

平成31(2019)年1月23日(水)
13:30~16:30

場所

神戸ポートピアホテル「和楽の間」
(神戸市中央区港島中町6-10-1) ※ポートライナー「市民広場」駅下車スグ

定員

200名(先着順)
参加費無料

プログラム
13:30~【開会あいさつ】
五百旗頭 真[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長]
井戸 敏三[兵庫県知事]
佐谷 説子[内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(普及啓発・連携担当)]

【基調講演1】
「洪水リスクから洪水レジリエンスへ:ヒューストン豪雨災害以降の取組」
ローレン・アレクサンダー・オーガスティン[米国科学アカデミー、全米技術アカデミー、全米医学アカデミー ガルフリサーチプログラムエグゼクティブディレクター(2018年12月8日から現職)]

【基調講演2】
「新たな取組:企業も強くなる・首都圏も強くなる~首都圏レジリエンスプロジェクト・データ利活用協議会~」
田村 圭子[新潟大学 危機管理本部 危機管理室 教授]

【パネルディスカッション】
「災害多発時代における新たな課題に向けて~日米の大規模災害事例に学ぶ~」

《ファシリテーター》
河田 惠昭[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長代行/人と防災未来センター長]
  
《パネリスト》
ローレン・アレクサンダー・オーガスティン[米国科学アカデミー、全米技術アカデミー、全米医学アカデミー ガルフリサーチプログラムエグゼクティブディレクター(2018年12月8日から現職)]
田村 圭子[新潟大学 危機管理本部 危機管理室 教授]
福和 伸夫[名古屋大学減災連携研究センター長・教授、人と防災未来センター上級研究員]
中山 伸一[兵庫県災害医療センター長]
松川 杏寧[人と防災未来センター主任研究員]
16:30~【総括・閉会】
河田 惠昭[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長代行/人と防災未来センター長]
主催

国際防災・人道支援フォーラム実行委員会
人と防災未来センター、兵庫県、兵庫県災害医療センター、ひょうご震災記念21世紀研究機構(Hem21)、国際防災・人道支援協議会(DRA)

後援

朝日新聞社、神戸新聞社

使用言語

日英同時通訳

参加方法

申込みを締め切りました。
多数のお申込みありがとうございました。

資料

報告書