災害メモリアルKOBE 2008

災害メモリアルKOBE 2008

小学生による作文発表
  • 日時 2008年1月13日(日)
  • 場所 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
  • 主催 災害メモリアルKOBE実行委員会

3回目となる今回は、「未来へ語ろうわたしたちの体験~ぼくたち わたしたちがみた震災~」と題し、次世代の子どもたちに震災の教訓を伝えるため、子どもたちのみた震災について、語り継いでいくイベントとして実施しました。

午前の部では、イベントに先だって神戸市立西郷小学校・淡路市立岩屋中学校で行った、小・中学生のときに阪神・淡路大震災を体験した先輩たちによる特別授業について、児童・生徒のみなさんにその感想を作文に書いていただいたなかから、それぞれ6人に発表をしていただきました。

元気いっぱいにQQ体操を踊る
園児とはばタン

その間、途中休憩を利用して、六甲アイランド幼稚園の園児の皆さんと兵庫県のマスコット「はばタン」が、身体を使って覚えられる親しみやすい防災の取り組み「み~んなおいで 元気な子! QQ体操」を披露。会場の参加者も一緒になって体を動かしました。
また、午後の部では、能登半島地震を経験した石川県の輪島市立門前中学校、中越沖地震を経験した新潟県の県立柏崎総合高等学校、からそれぞれの生徒さんをお招きして、地震の体験やその後の地域での活動について、発表をしていただきました。

パネルディスカッションの様子

次に、実行委員メンバーである神戸学院大学 防災・社会貢献ユニットの舩木伸江氏をコーディネーターに、特別授業を行った先輩、作文発表をした生徒さん、震災体験を発表した生徒さんによるパネルディスカッションを行い、震災の体験や語り継ぎをもとに、ボランティア活動や体験の発信といったチャレンジを行うに至ったきっかけなどについて、意見交換を行いました。
最後に、実行委員長の京都大学 林 春男教授が、「語り継ぎとはたやすいものではない。人間の脳が奥深くにしまいこんでいる記憶を如何に呼び覚まし、市民全体が、将来、来るべき大災害に備えて、考え、行動するかが大事である。」と締めくくりました。