減災報道研究会 第23回研究会

テーマ

阪神・淡路大震災発生から25 年~教訓をどう引き継ぐか~

概要

第23 回減災報道研究会は、前回に引き続き兵庫県と共同で「震災報道研究セミナー」として「教訓をどう引き継ぐか」をテーマに、行政職員の立場、報道関係者の立場で震災と関わられたお二人をお招きして実施しました。

阪神・淡路大震災での経験と知識を、益城の復興に活かしておられる今石佳太熊本県益城町危機管理監からは「熊本地震の復興現場から ~ 25 年前の教訓を活かす」と題した講演をいただき、続けて、ラジオの持つ強みを生かし、市民に寄り添われてきた大牟田智佐子毎日放送報道局クロスメディア部部次長からは「阪神・淡路大震災25年 平時の防災報道とは」と題した講演をいただきました。今石氏からは、益城町の現状と課題について広報の在り方も含めた内容を、大牟田氏からはメディアの「記憶装置」としての役割や、平時からのメディアと行政の付き合いの重要性についてお話しいただきました。

パネル討論では、講演いただいたお二人と、福本晋悟特別研究調査員と河田慈人研究員を交え、阪神・淡路大震災からの教訓、益城町の今、そして次の巨大災害に備えて行政と報道機関はどのような準備をし、いざという時に立ち向かうべきかについて議論をした。報道関係者、自治体職員、研究者等計60 名の参加があり会場では活発な議論が行われました。講演者及び講演内容、そして研究会全体に対する参加者の評価は非常に高いものでした。

開催日時

令和元年9月3日(火)14:30~17:30
兵庫県民会館10階 「福」

参加者

報道関係者、自治体職員、研究者等 計60人

次第

1 講演「熊本地震の現場から ~25年前の教訓を活かす」

・益城町危機管理監 今石 佳太 氏

2 講演「~ 阪神淡路大震災25年 平時の防災報道とは ~」

・毎日放送報道局クロスメディア部部次長 大牟田 智佐子 氏

3 パネル討論「震災から25年、大震災の経験や教訓は活かされてきたのか?」

・益城町危機管理監 今石 佳太 氏
・毎日放送報道局クロスメディア部部次長 大牟田 智佐子 氏
・コーディネーター 福本晋悟特別研究調査員

第23回減災報道研究会講演の様子
第23回減災報道研究会パネルディスカッションの様子