平成30年度 研修実績

平成30年度 研修実績

2019.2災害対策専門研修「エキスパート特設演習」実施結果
2019.1
2018.8
2018.5
災害対策専門研修「トップフォーラム」実施結果
T42(青森県)、T43(沖縄県)、T44(大分県)
2018.10
2018.6
災害対策専門研修「マネジメントコース」実施結果

平成29年度までは図上訓練型研修を実施してきたが、その中で、重要であることが明らかとなった災害対策本部事務局員として求められる能力、断片情報から災害の全体像を想定できること、過去の災害事例から時間軸による事態の予測ができること、をより効果的に習得できる研修として、「エキスパート特設演習」を実施した。。

1 日時

平成31年2月4日(月)~5日(火)

2 場所

国際健康開発センタービル 3階会議室

3 受講者数・所属

近畿地方、中部地方及び中国・四国地方から参加があった。

(単位:人)兵庫県近畿
(兵庫県除)
北海道
・東北
関東中部中国・
四国
九州合計
00000000
道府県01001002
市区町村860076027
その他00003003
合計8700116032
4 評価(受講者の声)
(1)満足度(100点満点)

78.5点

(2)参加者の具体的な意見
  • 現在入手できている限られた情報から被害の全容や今後の状況推移を推計することや、関係部局に対して指示を出す際に、その必要性を示すことができる根拠資料を作成するための考え方や手法を学ぶことができた。
  • 住民の視点に立って課題を洗い出し、その対策を立案することが重要であると気づかされた。
  • 目標管理を念頭に置いた災害対応力の向上につながる非常に実践的な研修であり、とても有意義だった。
  • 過去に被災した自治体の対応事例に精通しておくことの必要性を痛感した。
  • 被災地で今後、発生する事態を予測して、前もって検討し、対策を行うことを身をもって経験できる演習であった。

平成30年度は、青森県、沖縄県及び大分県の3道県と共催でトップフォーラムを実施した。

1 実施概要
(1)トップフォーラム in 青森
日時平成30年5月11日(金) 13:00〜17:00
場所ラ・プラス青い森
主催青森県、阪神・淡路大震災記念協会 人と防災未来センター
参加者講義の部 61人、演習の部 14人
青森県副知事、青森県幹部職員、青森県内の市町村長、副市町長、市町防災担当幹部 等
講義

演習
(2)トップフォーラム in 沖縄
日時平成30年8月28日(火) 13:00〜17:20
場所沖縄県教職員共済会館 八汐荘「屋良ホール」
主催沖縄県、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
参加者講義の部 81人、演習の部 33人
沖縄県副知事、沖縄県幹部職員、沖縄県内の市町村長、副市町村長、市町村防災担当幹部 等
講義
模擬記者会見
(3)トップフォーラム in 大分
日時平成31年1月29日(火) 13:00〜17:00
場所大分県庁 2階「正庁ホール」
主催大分県、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
参加者講義の部 65人、演習の部 18人
大分県知事、大分県幹部職員、大分県内の市町村長、副市町村長、市町防災担当幹部 等
演習
模擬記者会見

2 カリキュラム
3 評価(受講者の声)

評価アンケートによる研修内容に対する満足度(100点満点) 89.6点(3県平均)
自由記入欄には、「模擬記者会見が特に有用であった。」、「複数の検討課題の中から何を優先すべきか、他の首長と共通認識を持つことができた。」「首長の立場だけでなく、職員や住民の立場から考えることを重要であると気づかされた。」「(首長として)ワークショップを行う機会は少なく実践的な研修であった。」「災害時の記者会見において、首長から全国に発信して協力を求める事が重要であることを痛感した。」「今回の研修を参考に、災害対策本部の課題を整理し、効率的・効果的に運営できるように改善する。」等の意見があった。

1 コース別受講者(修了者)数
ベーシック春期6月6日(火)~ 6月8日(金)69
エキスパートA春期6月12日(火)~ 6月15日(金)28
秋期10月16日(火)~ 10月19日(金)28
エキスパートB春期大阪北部地震発生により中止
秋期10月9日(火)~ 10月12日(金)29
アドバンスト/
防災監・危機管理監
秋期10月25日(木)~ 10月26日(金)28
合計182
単位:人
2 受講者の所属
区分都道府県市区町村その他合計
兵庫県2200022
近畿地方(兵庫県を除く)3490052
北海道02002
東北地方11002
関東地方740011
中部地方6420149
中国・四国地方10140024
九州地方1190020
合計3015101182
団体数14 9901114
単位:人
3 評価(受講者の声)
(1)研修全体に対する満足度

92.4点/100点満点(全コース平均)

(2)高い評価を得た講義・演習

〈講義〉

  • ベーシックコース:「行政における災害対応業務の実際」、「地域防災計画論」
  • エキスパートAコース:「災害対応各論(広域連携)」
  • エキスパートBコース:「災害対策本部の空間構成設計」、「図上訓練設計」
  • アドバンスト/防災監・危機管理監コース:「危機対応組織論」

〈演習〉

  • エキスパートAコース:「災害対応ワークショップ」、「市民社会ワークショップ」
  • エキスパートBコース:「ゲーミング手法を活用した防災・減災ワークショップ」
  • アドバンスト/防災監・危機管理監コース:「災害対応検討ワークショップ」
(3)受講者の具体的意見

〈ベーシックコース〉

  • 初任者として基本的な知識を得て、実務でも第一歩を踏み出すことができる。
  • 全国の防災担当者と情報や意見の交換ができて有意義であった。
  • これまでの研修や講習で得た知識は“点”でしかなかったが、この研修を受けてようやく“線”になった。

〈エキスパートコース〉

  • 初動期、応急期、復旧・復興期の災害対応の流れと変化について理解が深まった。
  • 講師自身の被災地での災害対応経験が講義に反映されており参考になった。
  • 防災訓練については、実施することそれ自体が目的とならないよう、部局ごとに課題を踏まえた具体的な訓練目的を設定することが重要であることが分かった。
  • 防災部局以外の各部局やNPO・ボランティア、企業といった外部機関との連携が重要であることを理解できた。
  • すべてにおいて内容が濃く、素晴らしい講師の先生の方々の講義を受けることができた。学んだことを無駄にせず必ず活用していきたい。

〈アドバンスト/防災監・危機管理監コース〉

  • 危機管理監としての心得と姿勢について学ぶことができた。
  • 第一線で活躍している講師による経験を踏まえた講義内容で参考になった。