2023.2 2022.11 | 災害対策専門研修「トップフォーラム」実施結果 T51(山形県)、T52(富山県)、T53(千葉県) |
2022.10 2022.8 2022.6 | 災害対策専門研修「マネジメントコース」実施結果 |
トップフォーラムは、山形県、千葉県の2県について、オンライン方式により共催した。富山県について、講義はオンライン配信による事前視聴、演習は現地開催により共催した。
研究成果による知見等をもとに今後発生する災害に対し各自治体のトップに求められるリーダーシップや目標管理型の災害対応の必要性などについて講義や演習を行い、自治体の防災・危機管理体制の一層の充実を図った。
1. 実施概要
(1)トップフォーラム in 山形
日時 | 令和4年8月2日(火)12:45~17:30 |
場所 | オンライン開催 |
参加者 | 講義の部:30人、演習の部:17人 山形県幹部、山形県内の市町長、副市町長、市町村防災幹部等 |
(2)トップフォーラム in 富山
日時 | 令和4年11月11日(金)13:00~15:30 |
場所 | 講義はオンライン配信による事前視聴、演習は現地開催 |
参加者 | 講義の部:15市町、演習の部:14市町 富山県知事、富山県幹部、富山県内の市町長、副市町長等 |
(1)トップフォーラム in 千葉
日時 | 令和5年2月3日(金)13:15~18:00 |
場所 | オンライン開催 |
参加者 | 講義の部:48人、演習の部:22人 千葉県副知事、千葉県幹部、千葉県内の市町村長、副市町長、市町防災幹部等 |



2. カリキュラム
3. 評価(受講者の声)
(1)研修内容に関する満足度
84.5点/100点満点(3県平均)
(2)参加者の具体的意見
- 検討内容を模擬記者会見という形でアウトプットするのは大いに参考となる。
- 目標→対応方針→呼びかけという一連の思考過程は今後の参考にしたい。
- 実際の報道機関の方々が参加し、ZOOMで多くの方が視聴する実際的な訓練は、市町独自では企画が難しく、また、各市町の方との意見交換をすることができ有意義だった。
令和4年度においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、全てのコースをオンライン方式により実施した。
1. コース別受講者数

※1 受講者数については、一定の出席要件を充足し、受講証明書を授与した者を計上している。
※2 定員は春期はベーシック70人、エキスパートA・B各20人、アドバンスト/防災監・危機管理監コース20人、秋期はエキスパートA・B各50人
2. 受講者の所属

※近畿地方・中部地方・中国・四国地方を中心として、全国各地から参加があった。また、市町職員を中心として、府県職員からも参加があった。
3. 評価(受講者の声)
(1)研修全体に対する満足度
89.1点/100点満点(全コース平均)
(2)高い評価を得た講義・演習
〈講義〉
- ベーシックコース:「行政における災害対応業務の実際」、「災害対応+危機管理総論」
- エキスパートAコース:「危機対応時の組織論(戦略的な広報について)」、「災害対応各論(住民協働と主体性)」
- エキスパートBコース:「図上訓練設計」、「災害復興と被災者支援のための法制度」
- アドバンスト/防災監・危機管理監コース:「目標管理型災害対応論」等
〈演習〉
- ベーシックコース:「ゲーミング手法を活用した防災・減災ワークショップ」
- エキスパートAコース:「災害対応ワークショップ」
- エキスパートBコース:「災害対策本部の空間構成設計演習」
- アドバンスト/防災監・危機管理監コース:「災害対応検討ワークショップ」等
(3)受講者の具体的意見
〈ベーシックコース〉
- 災害時の対応イメージを持つことの難しさやわが事として取り組むことの難しさにも改めて気付かされた。
- 防災・危機管理の業務は、多くの分野や組織と結びつきがあるとわかり、小さなことでも、自分にできることは必ずあると前向きに捉えるきっかけとなった。
〈エキスパートコース〉
- 被災者ファースト、戦略的広報、目標管理型災害対応などの災害対応に必須のマインドを習得できた。
- 被災者、ボランティア、マスコミ等自治体以外のさまざまな視点から被災時の思いについて学ぶことができた。それに応えるためには、常日頃からの信頼関係が大切であることにも気付かされた。
〈アドバンスト/防災監・危機管理監コース〉
- 全庁的な災害対策本部の在り方やこれからの事前の備え、自助共助の醸成など、トップを支え、災害行政をしっかりマネジメントしていくための職責を再確認した。
- 他自治体の管理職(管理監)の多角的な意見を聞く機会があり、貴重な研修であった。
各講義の様子

