阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターは、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)から7年後の2002年4月に、兵庫県が国の支援を得て設置した施設です。阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすことを通じて、災害文化の形成、地域防災力の向上、防災政策の開発支援を図り、安全・安心な市民協働・減災社会の実現に貢献することをミッションとしています。
特に、未来を担う児童・生徒の皆さまの防災・減災意識が醸成されるよう工夫を凝らしています。
5つの特徴
1. 新学習指導要領と密接に関連
社会、理科、保健体育、技術・家庭、道徳、総合的な学習の時間など、各教科の学習内容と直結した学びを実現しています。

被災者が感じたであろう気持ち(命の大切さ、肉親や家・仕事を失った絶望感、家族の絆や助け合いの大切さ)などを知ることができます。
学習指導要領
社会「地域の自然災害に応じた防災対策が大切であることなどについて考える」

地震被害の大きさや、かけがえのない人を失った悲しみ、家族の絆や助け合いの大切さなど被災者の思いを感じ学ぶことができます。
学習指導要領
道徳「生命の尊さを理解し、かけがえのない自他の生命を尊重する」

建物の耐震、免震構造や液状化の仕組みのほか、家庭で備える防災グッズや家具固定について学ぶことから、災害から命を守り被害を軽減するために取り組むヒントやきっかけを見つけることができます。
学習指導要領
技術・家庭「家庭内の事故の防ぎ方や自然災害への備え」
2. ハンズオン体験学習
耐震・免震構造の実験装置、パズル・ゲームなどのインタラクティヴな教材のほか、2021年にリニューアルした東館3階「BOSAIサイエンスフィールド」では楽しみながら自然災害に備える力を身につける体験型展示等を通じて、児童・生徒自身が手で触れたり体験することで実感する調べ学習が進みます。






3. 震災を体験した人びととの触れあい
生の語り部とビデオ教材を通じて、大人として、また子どもとして、阪神・淡路大震災を体験した人びとの生きざまに直接触れることができます。



4. 災害を我が事として考える
2022年4月に上映を開始したオリジナル作品「逃げよう-大切な命を守るために-(上映時間:約15分、語り:下野紘)」では、災害列島と言われる日本で暮らす私たちが実際に災害に遭遇したとき、自らの命を守るためにはどうすればいいのかを問いかけます。児童・生徒自らが災害を我が事として考えることによって防災意識の向上につながります。



5. オリジナル教材をプレゼント
人と防災未来センターが作成したオリジナル教材を来館いただいた児童・生徒にお持ち帰りいただけます。



6. 観覧料の軽減
- 小学生、中学生、高校生は無料で入館できます。
- 引率教員、同行の旅行会社社員、運転手、バスガイド等は無料で入館いただけます。
- バス待機所は、令和6年4月より有料化となりました。(要事前予約)。
バス1台:1800円 ※ご来館当日バス待機所内で精算機で支払い(現金のみ)
オプショナルプログラム
《予約制・無料》
センターでは、人と防災未来センターを観覧される団体さまを対象に、下記のプログラムを用意いたしております。
【プログラム1】「語り部」による震災時の体験談
20名以上且つ2週間前までの予約が必要です。


【プログラム2】センター研究員による防災セミナー
小・中学校のみ且つ平日のみが対象で、20名以上且つ2週間前までの予約が必要です。

- 時間:30分(入退室時間を含みます)
- 場所:西館1階ガイダンスルーム(定員/ ルーム1:120名 ルーム2:60名 )
- 予約:各プログラムは観覧予約申込時にご予約ください
- 所要時間:観覧60〜90分 + オプショナルプログラム30分


20名未満の個人・グループで観覧される方へ
西館3階展示フロア内「震災を語り継ぐコーナー」で、「語り部」による震災時の体験談を聞くことができます。

ご入館までの流れ
Web予約でのお申し込み

観覧Web予約の受付はご来館日の5日前までとなります。
なお、ご希望日時が既に満員の場合はご予約は承れませんので、予めご了承ください。
引率に便利な環境
Q&A
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担当:観覧案内
電話:078-262-5050
※各プログラムはお申し込み時にご予約ください。