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2025.04.18(金)

震災30年特別企画2025「震災伝承の30年(これまで)と未来(これから)-再検証 ひとぼう1.17震災伝承コンテンツ-」の開催について

令和7年4月26日(土)から、震災30年特別企画2025「震災伝承の30年(これまで)と未来(これから) -再検証 ひとぼう1.17震災伝承コンテンツ-」を開催します。
人と防災未来センターでは、開館当初から「1.17シアター」で地震発生の瞬間の再現映像『5:46の衝撃』を上映しており、震災体験のない方にも阪神・淡路大震災がどのような地震であったのかを追体験していただいていますが、この作品の特撮美術監督である三池敏夫氏にスポットをあてたスペシャル企画『災害伝承×特撮。』のほか、ジオラマ展示「震災直後のまち」、「大震災ホール」上映作品『このまちと生きる』を取り上げ解説することで、センターが実践してきた「災害伝承」について震災30年の視点で発信します。
皆様のご来館をお待ちしています。

チラシはこちらからダウンロード

1 タイトル
震災30年特別企画2025「震災伝承の30年(これまで)と未来(これから)-再検証 ひとぼう1.17震災伝承コンテンツ-」 ※第1期展示

2 特別企画内容

(1)展示展示

①災害伝承×特撮。『5:46の衝撃』playback 特撮美術監督 三池敏夫が再現した阪神・淡路大震災
阪神・淡路大震災発生の瞬間を特撮技術で描いた映像作品『5:46の衝撃(1.17シアター)』について、制作当時の希少資料とエピソードを初公開します。

三池 敏夫 氏
『5:46の衝撃』スタジオ撮影時の記録写真

『5:46の衝撃』ビルプラン図

②空間再現『震災直後のまち』reloading
被災したまちをリアルに再現したジオラマ常設展示『震災直後のまち』に込められたモチーフについて、震災資料写真等具体事例を示して解説します。

『震災直後のまち』
震災資料写真(木造家屋)
震災資料写真(鉄筋)

③『このまちと生きる』の30年 look back
震災から復興・復旧していくまちと人の様子を描いたドキュメンタリードラマ『このまちと生きる(大震災ホール)』に込められた、震災から今に至る足取りを30年の時間軸で振り返ります。

『このまちと生きる』映像(火災)
『このまちと生きる』映像(避難所)
『このまちと生きる』映像(仮設住宅)

【三池敏夫氏プロフィール】
1961年熊本県出身。1984年九州大学工学部卒業後、矢島信男特撮監督に師事。東映の戦隊シリーズ、メタルヒーロー、仮面ライダー等に携わったのち、1989年よりフリーで活躍。東宝のゴジラシリーズ、大映のガメラシリーズ、円谷プロのウルトラマンシリーズなどに特撮美術として参加。現在は株式会社特撮研究所(東京)に所属。

代表作:『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)、『日本沈没』(2006)、『ウルトラマンサーガ』(2012)、『巨神兵東京に現わる』(2012)、『シン・ゴジラ』(2016)、『Fukushima 50』(2020)、『シン・仮面ライダー』(2023)等

2024年発刊の、三池氏の仕事を集大成的に振り返る豪華図録『特撮美術監督 三池敏夫の仕事』(竹書房)において、数多ある実績の中から、印象に残っている作品としての自己ベスト10作品中に、当センターで上映の本作『5:46 の衝撃』も選出。

【特撮について】
特撮とは、現実には存在しない、もしくは撮影できないことを、特殊な技術を使って制作し撮影する映像技法のこと。特殊技術撮影とも呼ばれる。怪獣や恐竜など巨大生物が登場する映画や、戦争や大災害など通常の映像制作では再現不可能な作品では、生身の人間の芝居を撮影する「本編」班とは別に、「特撮」だけを担当する別班が組成されることも多い。

(2)開催期間
令和7年4月26日(土)~11月3日(月祝)

(3)会  場
西館2階 防災未来ギャラリー(有料ゾーン※入館料金のみ必要)

(4)主催等
主催:阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
協力:株式会社トータルメディア開発研究所、東宝映像美術株式会社、株式会社神戸新聞事業社

(5)特設サイトURL
https://hitobou.com/exhibition/30th/2025/

(6)今後の予定
令和7年6月17日(火)から、「震災伝承の30年(これまで)と未来(これから)」の第2期として、「震災30年。これまでとこれから ~オピニオンのメッセージ」を追加展示します。

日本災害伝承ミュージアム・ネットワーク