No.7
投稿日:2017.11.09(木)
ペンで書かれた定期、駅員の頭の中に時刻表。
便利なものが壊れ、人の力がフル稼働した。
JR通勤定期券(1995年1月17日から3ヵ月間)
資料番号:495-000001
寄贈者:味岡敏彦氏
地震により大きな被害を受けた鉄道各社では、復旧工事だけでなく、乗客への対応も急がれました。
この定期券は「3日間以上にわたる不通区間の定期券類の有効期間は延長、または払い戻し」という当時の対応策によって、期間が延長されたものです。手書きで訂正されています。
寄贈者は通勤のためJR垂水駅から元町駅を利用していましたが、地震発生直後は自転車を使って40〜50分かけて職場に通いました。
全線が開通するまでの2ヶ月半、度重なるダイヤの変更、焼失、紛失した定期券類の再発行、代替バスの案内など、利用者だけでなく鉄道関係者にとっても困難な日々がつづきました。
実際に資料をご覧になりたい方は、
人と防災未来センター資料室までお越しください。