No.3
投稿日:2017.11.09(木)
地震で出発できなくなった電車のドア。
約50㎏の資料の重さが語ること。
阪急電鉄3109車両 前面扉
資料番号:494-001001
寄贈者:山下順氏
阪急伊丹駅は地震によって高架上にあったホーム階の車両と線路が落ち、下の駅舎部分がつぶれるように崩れました。扉の「3109」は、そのとき線路に停車していた列車の、北の端の車両の番号です。
地震発生時の5時46分、幸いホームに乗客はいませんでした。1本前の列車が5時43分に出発していたためです。しかし、駅舎内の交番にいた警察署員1名が亡くなり、駅舎は車両ともども全面撤去されました。
地震から2か月経った平成7年(1995年)3月に、阪急伊丹駅は400m離れた場所に建てられた仮駅で営業を再開しました。駅の復旧工事が完了したのは1998年11月、阪急伊丹線が完全復旧を果たしたのは1999年3月のことでした。
実際に資料をご覧になりたい方は、
人と防災未来センター資料室までお越しください。