研究・研修事業

減災報道研究会 第8回研究会

テーマ

局地的豪雨に対する防災情報と被災後の地域メディアの役割(1)
 〜佐用町における平成21年台風第9号災害への対応から〜

概要

昨年の8月9日、台風第9号にともなう局地的な大雨により、兵庫県佐用町では甚大な被害が出ました。中小河川の水位が急激に上昇した事態における行政からの防災情報の発信や、その後の報道対応において、様々な検討課題が改めて認識されました。また、佐用町では、復旧・復興期において、町のケーブルテレビ(佐用チャンネル)を活用した、住民自身による番組づくりなどの活動も行われました。

そこで第8回減災報道研究会では、佐用町役場で発災当夜対応にあたられ、その後の報道対応を担当された久保正彦復興企画室長をお招きし、現場の課題や現在の取り組み状況についてご報告をいただきました。また久保室長は、ケーブルテレビ(佐用チャンネル)や地域SNS(さよっち)でも長らく中心的に活動されてこられたことから、災害後の地域住民による情報発信についても詳しくお話していただき、話題提供をいただいた後には、参加者同士で意見交換を行いました。

開催日時

平成22年9月6日(月) 14:00〜16:30
JICA兵庫 2F ブリーフィングルーム

参加者

報道関係者、自治体職員等 計60人

次第

1. 議事

  1. 平成21年8月9日の豪雨への対応と、現在の取り組みについて(佐用町復興企画室長 久保 正彦 氏)
  2. 復旧・復興期における地域メディアの活用について(佐用町復興企画室長 久保 正彦氏/株式会社プリズム代表 岸本 晃 氏)

2. 参加者同士の意見交換

3. 被災地復興支援「マルチラジオカー」の見学

会場前駐車場にて、被災地復興支援のための「マルチラジオカー」を見学しました。「マルチラジオカー」は、ラジオ関西が総務省交付金により新たに開発されたもので、被災地において、地域住民等が復旧活動や地域の復興に関するラジオ放送を行う設備です。今回の勉強会のテーマ2と関連深いことから、ラジオ関西に御紹介を御願いいたしました。

日本災害伝承ミュージアム・ネットワーク
ぼうさい甲子園
ひょうご安全の日
震災30年 阪神・淡路大震災 Feel and Think
ひとぼうevent web