研究・研修事業

中核的研究プロジェクト

人と防災未来センター(DRI)では、阪神・淡路大震災の経験と教訓、学術的な知見や蓄積された研究成果に基づき、我が国の防災上の課題を的確にとらえ、政府・地方自治体・コミュニティ・企業などの災害対策や防災政策の立案・推進に資する実践的な防災研究を進めています。

中核的研究プロジェクト
(令和6年度〜)

テーマ「巨大災害を見据えた応援・受援に関する研究」

南海トラフ地震等の巨大災害では、既存の応援・受援制度が機能しないのではないかという問題意識があります。これまでは、被災経験のある自治体等が職員を派遣し、教訓・ノウハウを提供する場面もみられましたが、災害事例を横断した体系的な整理は十分ではありません。南海トラフ地震での応援では応援側の人的・物的資源の限界に直面するとみています。これまで発生していない新たな課題が、南海トラフ地震等の巨大災害では発生するおそれも懸念されています。

本研究の目的として「①教訓・ノウハウの体系化」と「②南海トラフ地震等の巨大災害に対する課題の見える化」を行い、地方自治体の災害対応・応援受援の能力向上や制度的改善につなげていくこととしました。本研究の成果としては、体系化した教訓・ノウハウと研究員等の最新の研究成果をまとめた「(仮称)資料集」を作成し、研修や現地支援等で活用し、知見を普及することを目指しています。

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