2017.12 | 災害対策専門研修「図上訓練を用いた災害対策本部運営・広報コース」実施結果 |
2017.11 | 災害対策専門研修「トップフォーラム」実施結果 T39(北海道)、T40(静岡県)、T41(福島県) |
2017.10 2017.6 | 災害対策専門研修「マネジメントコース」実施結果 |
災害対策専門研修「図上訓練を用いた災害対策本部運営・広報コース」
実施結果
仮想地域における直下型地震のシナリオを用いて、地方自治体の広報を含めた災害対策本部のあり方について習得する「図上訓練を用いた災害対策本部運営・広報コース」を実施した。
1 日時
平成29年12月12日(火)~13日(水)
2 場所
国際健康開発センタービル 3階会議室等
3 受講者数・所属
近畿地方・中部地方を中心に、全国各地から参加があった。
(単位:人) | 兵庫県 | 近畿 (兵庫県除) | 北海道 ・東北 | 関東 | 中部 | 中国・ 四国 | 九州 | 合計 |
国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
道府県 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 8 |
市区町村 | 2 | 11 | 0 | 0 | 10 | 3 | 4 | 30 |
合計 | 2 | 11 | 1 | 1 | 12 | 4 | 7 | 38 |
4 評価(受講者の声)
(1)満足度(100点満点)
85.2点
(2)参加者の具体的な意見
- これまで分かっていなかった災害対策本部の機能について理解が深まった。
- 情報管理(収集・整理・共有・発信)の重要性を痛感した。
- 被害を予測して対応する必要があることが分かった。
- マスコミを通じた住民への情報発信の大切さが分かった。
- 広報担当として何が足りないのかよくわかり改善できるきっかけになった。
災害対策専門研修「トップフォーラム」実施結果
平成29年度は、北海道、静岡県及び福島県の3道県と共催でトップフォーラムを実施した。
1.実施概要
(1)トップフォーラム in 北海道
日時 | 平成29年10月30日(月) 13:00〜17:05 |
場所 | ホテルポールスター札幌 2Fホール |
主催 | 北海道、阪神・淡路大震災記念協会 人と防災未来センター |
参加者 | 講義の部 94人、演習の部 49人 北海道知事、北海道幹部職員、北海道内の市町村長、副市町長、市町防災担当幹部 等 |


(2)トップフォーラムin 静岡
日時 | 平成29年11月10日(金) 13:00〜17:00 |
場所 | 静岡県総合研修所「もくせい会館」2階 第1会議室 |
主催 | 静岡県、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター |
参加者 | 講義の部 82人、演習の部 33人 静岡県知事、静岡県幹部職員、静岡県内の市町長、副市町長、市町防災担当幹部 等 |


(3)トップフォーラムin 福島
日時 | 平成29年11月15日(水) 13:00〜17:00 |
場所 | ホテル福島グリーンパレス |
主催 | 福島県、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター |
参加者 | 講義の部 85人、演習の部 43人 福島県副知事、福島県幹部職員、福島県内の市町村長、副市町村長、市町防災担当幹部 等 |


2.カリキュラム
3.評価と課題
評価アンケートによる研修内容に対する満足度(100点満点) 87.8点(3道県平均)
自由記入欄には、「首長としての責任と対応のスキルがアップできた。また、他の首長との意見交換も有意義で大変勉強になった。」「目標設定と対応方針決定までのトップとしての役割とマスコミ活用の有効性をあらためて認識できた。組織内のリーダーが災害未経験者となっている中で具体的な想定での訓練の大切さを知った。」等、研修に対する良い評価が多い一方で、「記者からはあえて行政の瑕疵を問うような質問をしてもらいたかった。」との意見もあった。
4.今後の対応
参加者の評価及び意見等を踏まえて、引き続き見直しを行い、各自治体と協力して実施する。
災害対策専門研修「マネジメントコース」実施結果
1 コース別受講者(修了者)数
ベーシック | 春期 | 6月20日(火)~ 6月23日(金) | 50 |
エキスパートA | 春期 | 6月6日(火)~ 6月9日(金) | 27 |
秋期 | 10月10日(火)~ 10月13日(金) | 26 | |
エキスパートB | 春期 | 6月13日(火)~ 6月16日(金) | 28 |
秋期 | 10月17日(火)~ 10月20日(金) | 25 | |
アドバンスト/ 防災監・危機管理監 | 秋期 | 10月26日(木)~ 10月27日(金) | 17 |
合計 | 173 |
2 受講者の所属
区分 | 都道府県 | 市区町村 | 国 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
兵庫県 | 5 | 21 | 0 | 0 | 26 |
近畿地方(兵庫県を除く) | 4 | 43 | 0 | 0 | 47 |
北海道 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
東北地方 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
関東地方 | 8 | 4 | 0 | 0 | 12 |
中部地方 | 8 | 33 | 0 | 0 | 41 |
中国・四国地方 | 8 | 10 | 0 | 0 | 18 |
九州地方 | 4 | 21 | 0 | 0 | 25 |
合計 | 37 | 136 | 0 | 0 | 173 |
団体数 | 15 | 91 | 0 | 0 | 106 |
3 評価(受講者の声)
(1)研修全体に対する満足度
92.6点/100点満点(全コース平均)
(2)高い評価を得た講義・演習
〈講義〉
- ベーシックコース:「地域防災計画論」、「行政における災害対応業務の実際」
- エキスパートAコース:「災害対応各論(災害時の物流対応)」
- エキスパートBコース:「図上訓練設計」、「災害時のメディア対応」、「災害対策本部の空間構成設計」
- アドバンスト/防災監・危機管理監コース:「危機対応組織論」
〈演習〉
- エキスパートAコース:「市民社会ワークショップ」、「災害対応ワークショップ」
- エキスパートBコース:「ゲーミング手法を活用した防災・減災ワークショップ」
- アドバンスト/防災監・危機管理監コース:「災害対応検討ワークショップ」
(3)受講者の具体的意見
〈ベーシックコース〉
- 現場を知っているからこその知恵をたくさん知れて本当によかった。とても参考になった。
- 他県市の防災部局の実際の取り組みについて、分かりやすく解説していただいて大変参考になった。」
〈エキスパートコース〉
- 職員一人ひとりの対応だけではなく、記者会見に臨む首長に対するレクチャーの内容を考えることにより、災害対応の全体像を把握できた。
- 災害対応ワークショップにより、関係者全体で被害の全体像に関する共通認識をもって、目標を明確にした対応計画を作成し、首長に進言するまでを一連の流れとして理解できた。
- 災害対応ばかりに注目していたが、被災者支援をしっかりやらないと制度の挟間に取り残されている人が生じることに気づかされた。
- 防災担当者として必要な知識が身についた。今後は、講義で得た知識を防災計画の見直し等に活かすとともに、職場で共有し災害対応の改善を図りたい。
〈アドバンスト/防災監・危機管理監コース〉
- 実戦経験の少ない私にとって、地震災害対応の良いシミュレーションになった。また、他都市との意見交換がとても有意義であった。
- 特に熊本地震の教訓など、実際に発生した災害事例を交えての講義で大変分かりやすかった。今後、住民の意識改革を図っていきたい。