国際防災・人道支援フォーラム2018
「国難」となる広域巨大災害に備える
~海外災害の事例に学ぶ~
神戸東部新都に集積している防災や人道支援をはじめ、保健、医療、環境など災害に関わる国際的な機関が有機的な連携を図り、各機関がその機能をより効果的に発揮し、国際的な防災・人道支援活動に貢献することを目的とする「国際防災・人道支援協議会 (DRA)」が設立してから15年が経過した。
この間、我が国では東日本大震災や熊本地震など地震が頻発しているほか、気候変動などに伴う台風の大型化、短時間強雨の増加など災害リスクの高まりに加え、高齢化社会の進展やコミュニティの弱体化など社会構造の変化に伴い、災害に対する社会の脆弱性が高まっている。
特に、切迫性の高まっている南海トラフを震源とする巨大地震では、最大34mの津波が太平洋岸を襲い、死者32万3千人、238万棟が倒壊・焼失すると推定されており、経済被害は直接・間接被害を合わせ220兆3千億円と国内総生産(GDP)の4割以上を占めるなど、まさに「国難」と言える被害が発生することが想定されている。
また、第3回国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組2015-2030」で掲げられている7つのグローバルターゲットにおいて「災害による死亡者数、被災者数、経済的損失の削減」などが含まれており、日本がどのようにこれらの想定される課題に取り組むかについて、国際社会からの関心も高い。
今回のフォーラムでは、最近発生した海外の大きな災害における被害の様相や初動対応時に見られた想定外の事象への対応策等についての発表・討議を通じ、この「国難」となる広域巨大災害による被害の軽減に向けた方策について考えることとする。
開催日時
平成30(2018)年1月23日(火)
13:30〜16:30
場所
神戸ポートピアホテル「和楽の間」
(神戸市中央区港島中町6-10-1)
規模
参加予定者200名程度
DRA構成機関関係者、国連等の国際機関、内外の防災・減災・復興関係者(政府、地方政府、学識者、NGO等)、一般県民他
プログラム
13:30~ | 【開会あいさつ】 五百旗頭 真[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長] 井戸 敏三[兵庫県知事] 佐谷 説子[内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(普及啓発・連携担当)] 【基調講演】 「海外の災害現場で見た災害医療の問題点」(仮題) 甲斐 達朗[社会福祉法人恩賜財団 大阪府済生会千里病院 顧問、人と防災未来センター上級研究員] 【パネルディスカッション】 「海外の災害事例から学ぶ、日本の防災対策の推進」 《ファシリテーター》 河田 惠昭[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長代行/人と防災未来センター長] 《パネリスト》 スポーン・ラタナナキン[タイ王国内務省防災局 災害管理専門官] ジャン・プリサード・ダカール[ネパール連邦民主共和国内務省次官] 神内 圭[国際協力機構(JICA)国際緊急援助隊事務局 次長兼緊急援助第一課長] 加藤 寛[兵庫県こころのケアセンター長] |
16:30~ | 【総括・閉会】 河田 惠昭[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長代行/人と防災未来センター長] |
主催
国際防災・人道支援フォーラム実行委員会
人と防災未来センター、兵庫県、アジア防災センター(ADRC)、国際協力機構(JICA)関西国際センター、兵庫県こころのケアセンター、ひょうご震災記念21世紀研究機構(Hem21)、国際防災・人道支援協議会(DRA)
後援
朝日新聞社、神戸新聞社
使用言語
日英同時通訳
参加方法
申込みを締め切りました。
多数のお申込みありがとうございました。