国際防災・人道支援フォーラム2020

国際防災・人道支援フォーラム2020

持続可能な開発目標(SDGs)と防災
~ レジリエント(強く、しなやか)な都市の実現を目指して ~

1994年1月17日、米国カリフォルニア州ロサンゼルス市を襲ったノースリッジ地震は、高速道路の倒壊など被害総額200億ドルにも及ぶ甚大な都市災害であった。当時、このような被害は、日本の関西地方では起こらないだろうと多くの市民が漠然と考えていた。しかし、実際は、同地震から丁度1年後の1995年1月17日未明、兵庫県南部地震が発生し、阪神・淡路大震災という未曾有の都市災害を起こし、日本の都市の脆弱さも明らかになった。
あれから25年。我が国では、住宅・公共施設の耐震強化、都市基盤の整備、住民主体のまちづくりなどが進められ、また、米国カリフォルニア州でも、同州地震機構を設立し地震保険の加入促進を進めているほか、活断層地震等のハザードマップと連動した建築規制、住宅の耐震強化など、地震にレジリエントな都市づくりの取組が図られてきた。
一方、国際社会では、1990年代の国連防災の10年の経験に学んだ「防災の主流化」などを基に、「兵庫行動枠組(2005-2015)」、次いで「仙台防災枠組(2015-2030)」実施が図られている。また、これと連携し、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成を目指し、誰一人取り残さない取組が展開されている。特に、SDGs11やSDGs13等では、「仙台防災枠組」に沿った持続可能でインクルーシブな都市を増やすことなどで、気候変動や災害にレジリエントな都市の形成への取組が進められている。
阪神・淡路大震災から25年の節目に当たる本年度のフォーラムでは、上記日米2つの都市災害などの経験と教訓も踏まえ、SDGsの目標である、レジリエントで持続可能な都市の実現に向けた現状と課題を探り、さらに、SDGsの根底にある「防災の主流化」についても考える。

開催日時

令和2(2020)年1月22日(水)
13:30~16:30

場所

神戸ポートピアホテル「偕楽の間」
(神戸市中央区港島中町6-10-1)※ポートライナー「市民広場」駅下車スグ

定員

200名(先着順)
参加費無料

プログラム
13:30~【開会あいさつ】
五百旗頭 真[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長]
井戸 敏三[兵庫県知事]
中尾 晃史[内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(普及啓発・連携担当)]

【基調講演1】
〈SDGsと防災の主流化〉「持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた仙台防災枠組の実施(仮題)」
松岡 由季[国連防災機関(UNDRR)駐日事務所 代表]

【基調講演2】
〈米国の事例〉「レジリエントな都市の実現に向けた米国の取組:事例と評価(仮題)」
キャスリーン・ティアニー[コロラド大学ボルダー校名誉教授]

【パネルディスカッション】
「SDGsとレジリエント・シティ ~ 都市は本当に強くなるのか?」(仮題)

《ファシリテーター》
河田 惠昭[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長代行/人と防災未来センター長]
  
《パネリスト》
キャスリーン・ティアニー[コロラド大学ボルダー校名誉教授]
茅野 龍馬[世界保健機関(WHO)健康開発総合研究センター医官]
前田 利蔵[(公財)地球環境戦略研究機関関西研究センター副所長]
藤田 裕之[レジリエント・シティ京都市統括監(京都市元副市長)]
西野 恭子[(独)国際協力機構関西センター所長]

※講演内容、プログラムは都合により変更させていただくことがございます。
16:30~【総括・閉会】
河田 惠昭[国際防災・人道支援協議会(DRA)会長代行/人と防災未来センター長]
主催

国際防災・人道支援フォーラム実行委員会

後援

朝日新聞社、神戸新聞社

使用言語

日英同時通訳

その他備考

当日は要約筆記がつきます

参加方法

申込みを締め切りました。
多数のお申込みありがとうございました。

資料

報告書