減災報道研究会 第12回研究会

テーマ

水害危険時の防災気象情報と、被災後の地域からの情報発信
 〜平成21年台風第9号被災地での取組みと、新しい気象警報について〜

概要

死者・行方不明22人に上った2009年8月9日の台風第9号による水害から4年が経過しました。被災地となった兵庫県佐用町では、河川の改修、災害の伝承や、地域防災力の向上にむけた多くの取り組みが行われてきています。
そして、8月末からは、気象業務法の改正により、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合には、新たに「特別警報」が発表となる運用が始まる見通しです。そして、都道府県には市町村への通知、市町村には住民等への周知の措置が義務となりました。
こうした経緯や現状を踏まえ、神戸新聞の佐用支局に在席された方と、大阪管区気象台の方に話題を提供いただき、被災地での取材活動のあり方についての議論や、8月30日から運用が開始される特別警報と避難勧告との関連や、テレビやラジオでの住民への分かりやすい伝達方法などについて、参加者同士の情報交換が行われました。

開催日時

平成25年8月23日(金) 14:30〜17:00
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 東館4階 兵庫県立大学大教室

参加者

報道関係者、自治体職員等 計44人

次第

1.議事

1)平成21年台風9号被災地における災害後の取り組みと情報発信
(神戸新聞社編集局社会部記者兼北神支局長 小西 隆久氏)
2)気象業務法の改正に伴う、新しい防災気象情報の運用について
(大阪管区気象台 総務部業務課長 鎌田 浩嗣氏)

2.参加者同士の意見交換