災害メモリアルKOBE 2015

災害メモリアルKOBE 2015

「話したい、聞きたい 阪神・淡路大震災~バトンをつなぐ」

1月10日(土)午後、人と防災未来センターにて、「災害メモリアルKOBE2015」が開催されました。
災害メモリアルKOBEは、次世代の育成、世代間交流による語り継ぎなどを通じて、市民の防災力を高めることを目的として開催しているもので、今年で10回目。今回のテーマは「話したい、聞きたい 阪神・淡路大震災~バトンをつなぐ~」でした。
前半の部は、中学生と大学生による作文やパワーポイントによる発表。神戸市立住吉中学校2年と兵庫県立大学で行われた特別授業を受けた生徒・学生から「日常から防災を」「普段できないことはいざというときにはできない」といった感想が述べられました。

次に、県立佐用高校と豊岡総合高校の生徒・OB・OGがスペシャルセッションを実施。佐用高校からは「豪雨災害の日を忘れず、ボランティア精神と相互扶助の精神を引き継ぎ、伝えていきたい」との発言があり、豊岡総合高校からは「台風による水害に見舞われた時、ボランティアや地域の方々に支えられ、自分たちも人のために役に立ちたいという思いが強くなったことが活動の原動力になった」という発表がありました。

その後、イリノイ州出身のロビン・ロイド氏によるスペシャルライブが行われました。一人でいくつもの楽器を同時に演奏したり、アフリカの民族楽器などのさまざまな楽器による演奏がありました。

後半の部のパネルディスカッション第1部は、「バトンをつなぐ」をテーマに、先ほどの特別授業の講師をしたいただいた方がパネリストに参加し、震災から20年が経過するに当たり、いかにしてバトンをつないだかについて発表し合う場となりました。

また、パネルディスカッション第2部では、「話したい、聞きたい 阪神・淡路大震災20年」をテーマに、阪神・淡路大震災をめぐって親子・師弟・先輩後輩などの2つの世代が話し聞き、教え学び、導き導かれてきた20年について7人のゲストが意見交換をおこないました。