お知らせ
2021.11.26(金)
震災資料のメッセージ「『働く場』が『復興の地』へ―振り返るHAT神戸―」
「震災資料のメッセージ」は、人と防災未来センターに寄贈された一次資料(震災当時に被災したり、使用された現物)を、年度ごとのテーマに沿って紹介するスポット展示です。
本年度後期は「『働く場』が『復興の地』へ―振り返るHAT神戸―」というテーマで、震災資料を紹介します。
1 期間
2021年11月30日(火)~2022年5月29日(日)
2 展示場所
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター西館3階(有料ゾーン)
「震災の記憶を残すコーナー」
3 展示の趣旨
人と防災未来センターは、2022年、開館20周年を迎えます。そこで、節目の年を迎えるにあたり、当センターが立地するHAT神戸地区の歴史を振り返ってみたいと思います。
当地区は、長年にわたり鉄鋼産業等の一大拠点として、神戸の、そして日本の経済成長を支えてきました。しかし、産業構造等の変化に伴い、平成に入る頃には生産拠点の移転等による大規模工場の遊休化が進んでいました。当地区の新たな土地利用計画について、整備の基本方針が示されたのは1993(平成5)年のことです。その矢先に発生したのが阪神・淡路大震災でした。震災によって甚大な被害を受けた市街地の復興、特に緊急かつ大量の恒久住宅の供給が重要な課題となり、東部新都心(HAT神戸)計画は新たな「まちづくり」としてスタートすることになりました。
今回の展示では、水彩画やHAT神戸のパンフレット等を通して、往時の風景や新しい街づくりへの取り組みなどについて、ご紹介したいと思います。
4 展示資料
水彩画
戦後の神戸の街を描き続けてきた宇佐美重氏の水彩画の中から、HAT神戸地区臨海部にかつて立地していた川崎製鉄株式会社と神戸製鋼所神戸工場を描いたものを展示します。
パンフレット・情報誌・テレホンカード
東部新都心(HAT神戸)計画をPRするために刊行されたパンフレットや、「まちづくり」としての取り組みを紹介する情報誌、着工記念として発行されたテレホンカードを展示します。
問い合わせ先
西館5階 資料室(TEL:078-262-5058 FAX:078-262-5062)
※資料室はどなたでも無料で御利用いただけますが、現在、新型コロナウイルス感染症予防のため、滞在時間の短縮や窓口での調査相談(レファレンス)対応の制限などの対策を実施しております。詳しくは、このページをご確認ください。